ユーロマフィア
フリーマントル著。新潮文庫(上下巻)。ノンフィクション。

日本を含む世界の犯罪組織が、租税回避地(タックス・ヘイブン)をたくみに利用し、資金洗浄(マネーロンダリング)を行なう手口を記載。租税回避地でもあるモナコ公国にささやかれる黒い噂(犯罪組織との癒着疑惑)についても記述がある。

地下経済、アンダーグラウンドマネー(アングラマネー)、資金洗浄(マネーロンダリング)を知るには格好の入門書。

日本の暴力団の《金融マフィア》化を推し量るのにも役立つ一冊。


(2003年7月)